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「ゲノム科学・生物学」シリーズ

アフロ・ユーラシアの考古植物学


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アフロ・ユーラシアの考古植物学
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考古遺跡から出土する植物遺体を、人間活動の痕跡を示す人工遺物のひとつとして解釈し、人々の活動や精神世界までも復元しようとするのが、考古植物学。
イギリス、アメリカ、カナダ、中国、日本と国籍もフィールド、研究手法も多様な15名の考古植物学者が、最新の研究成果をもとに環境利用、生業活動などについて、新しい時代の考古植物学があるべき姿について紹介。
本書は、日本の考古植物学を刺激し、活性化に貢献。
判  型A4判並製・262 定  価3520 円
発 行 日2019.05.15 割引価格3168 円 (送料無料)
編 著 者庄田 慎矢 ISBN978-4-87805-161-6

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定 価 : 3520 円
割引価格 : 3168 円

目次

序 文
細谷 葵

はじめに:本書の目的と構成
庄田慎矢


第1章 アフロ・ユーラシアに展開する考古植物学

雑草生態学と穀物の安定同位体分析から復元する西アジア・ヨーロッパの初期都市の農生態系
エイミー・ボガード(庄田慎矢訳)

アフリカにおけるアジアイネの導入の民族考古学的理解:スワヒリ海岸沿いの農地と調理場から
サラ・ウォルショー(表谷静佳・庄田慎矢訳)

ユーラシア農耕拡散の十字路:ウクライナの新石器〜青銅器時代の栽培穀物
遠藤英子

経路、季節、料理:コムギとオオムギの東方拡大
劉 シン益(庄田慎矢・岡本泰子訳)

東南アジアにおける考古植物学
クリスティーナ・コボ・カスティヨ(庄田慎矢・遠藤眞子訳)


第2章 中国大陸における過去の植物利用への多角的アプローチ

古デンプンの研究は中国新石器時代の生業パターンの理解をどう変えたか
楊 暁燕(庄田慎矢訳)

石器使用痕から見た新石器時代長江下流域の石製農具と農耕
原田 幹

文献史料からさぐる植物と人の関係史:中国・長江下流におけるヒシ利用の歴史
大川裕子


第3章 日本における考古植物学の今

縄文時代の狩猟採集社会はなぜ自ら農耕社会へと移行しなかったのか
那須浩郎

縄文時代に行われていた樹木資源の管理と利用は弥生時代から古墳時代には収奪的利用に変化したのか?
能城修一

土器種実圧痕から見た日本における考古植物学の新展開
佐々木由香

過去の水田稲作を理解するために実験考古学でなにができるか
菊地有希子


第4章 分子レベルの考古植物学

土器で煮炊きされた植物を見つけ出す考古生化学的試み
庄田慎矢

イネの栽培化関連形質の評価:植物遺伝学と考古植物学との融和研究
石川 亮、杉山昇平、辻村雄紀、沼口孝司、クリスティーナ・コボ・カスティヨ、石井尊生

炭化米DNA分析から明らかになった古代東北アジアにおける栽培イネの遺伝的多様性
熊谷真彦、庄田慎矢、王 瀝


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