虫から始まり虫で終わる
第1章 虫一筋−名古屋大学入学まで
生い立ちと昆虫少年時代
第八高等学校時代
熊沢正夫先生

第2章 名古屋大学−留学−帰国
混沌の時代
山田常雄教授
卒業論文後 分子生物学へ
RNA研究
ロックフェラー医学研究所時代
千客万来

第3章 RNAとリボソーム研究
蛋白質合成系の研究の発展
sRNA(tRNA)
メッセンジャーRNA発見の前後
リボソーム研究ブームの到来(その1)
柴谷篤弘さんの思い出
リボソーム研究ブームの到来(その2)
リボソーム蛋白質の遺伝子地図作成
リボソーム研究者との交流

第4章 間奏 虫の会
分子生物学虫の会
アメリカとヨーロッパでの昆虫採集

第5章 リボソームの分子系統進化学
リボソームの分子系統進化学事始め
5SリボソームRNAの系統樹の完成と遺伝暗号の可変性の研究

第6章 遺伝暗号
遺伝暗号の偶然凍結説
コドン捕獲説提唱までの道(その1)
コドン捕獲説提唱までの道(その2)
遺伝暗号変化の過程とその一部の試験管内での再現
遺伝暗号の起源についての仮説
『生命の起源』国際シンポジウム

第7章 プラナリア
プラナリア

第8章 昆虫の進化
JT生命誌研究館におけるオサムシの分子系統の研究
昆虫(主として甲虫)の進化の様式

第9章 江上不二夫先生の教え
江上不二夫先生の教え

第10章 あとがき
「あらずもがな」のあとがき