こころを育む脳の働き−育て、守る−2004世界脳週間の講演より−
石川 道子 いしかわ みちこ
1976年名古屋大学医学部卒業。1978年名古屋市立大学医学部小児科学教室入局。名古屋市児童福祉センター、愛知県心身障害者コロニー発達研究所などを経て、現職。
専門は発達障害、障害児療育など。
著書に、『子供の不器用さ』(ブレーン出版/1999)、『高機能広汎性発達障害』(ブレーン出版/1999)、『学習障害』(ブレーン出版/2000)、『可能性ある子供たちの医学と心理学』(ブレーン出版/2002)、『アスペルガーと高機能自閉症の理解とサポート』(学研/2002)(いずれも分担執筆)など。

森信 繁 もりのぶ しげる
1982年山形大学医学部卒業。86年山形大学大学院医学研究課程修了(医学博士)。86年山形大学助手、92年米国イエール大学医学部分子精神医学部門へ留学、94年山形大学医学部附属病院講師、98年滋賀医科大学附属病院講師などを経て、2000年広島大学医学部助教授。改組に伴い2002年から現職。 
専門はうつ病やストレス性障害の診療・分子精神医学。 
著書に、「躁うつ病の脳科学」(星和書店、1995、分担執筆)など。

古川 壽亮 ふるかわ としあき
1985年東京大学医学部医学科卒業。名古屋市立大学病院精神科臨床研修医、豊橋市民病院精神・神経科、南知多病院勤務を経て、99年名古屋市立大学医学部精神医学講座教授。
専門は気分障害と不安障害の認知行動療法・精神病理学・疫学、精神症状測定学、臨床疫学、Evidence-Based Psychiatry。
臨床疫学に関して8編、感情障害の精神病理学・社会精神医学に関して20編など約90編の英文論文のほか、『エビデンス精神医療:EBPの基礎から臨床まで』(医学書院/2000)、『精神科診察診断学』(医学書院/2003、共編著)などに執筆。

内原俊記(うちはら としき)
1982年東京医科歯科大学医学部卒業。82〜84年沖縄県立中部病院卒後研修(内科)。90〜97年東京医科歯科大学神経内科助手、94〜96年パリ大学サルペトリエール病院神経病理研究室へ留学、97年から東京都神経科学総合研究所 神経病理学研究部門研究員。
専門は神経病理学、神経内科学。

粂 和彦 (くめ かずひこ)
1987年東京大学医学部卒業、立川相互病院にて内科・小児科研修後、大阪大学大学院にて博士号取得(医学)。92年から東京大学医学部助手、99年から米国留学(ハーバード大学・タフツ大学客員研究員)を経て、2002年から現職。
専門は分子生物学。生物時計と睡眠のメカニズムを研究。
内科医として、くわみず病院で睡眠障害の診療。
著書に、『時間の分子生物学』(講談社現代新書/2003年)。同書で、講談社出版文化賞科学出版賞を受賞(2004年)。

本多 真(ほんだ まこと)
東京都医学研究機構・東京都精神医学総合研究所 睡眠障害研究部門 副参事研究員
1989年東京大学医学部医学科卒業。東京大学医学部付属病院精神神経科医員、97年から東京都立松沢病院医員、2001年からスタンフォード大学ナルコレプシー研究センター研究員を経て、03年より現職。
専門は睡眠学、精神医学。

高島 明彦 (たかしま あきひこ)
1981年九州大学理学研究科修士課程修了、87年九州大学理学博士。三菱化成生命科学研究所特別研究員、主任研究員を経て、平成9年より現職。
専門は神経生物学。アルツハイマー病と脳の老化機構に関心を持つ。

和田 圭司 わだ けいじ
1984年大阪大学大学院医学研究科博士課程修了。85〜89年ソーク研究所ポストドクトラルフェロー、90〜92年NIH客員研究員を経て、92年9月から現職。
専門は、神経変性疾患、シナプスの分子生物学、神経再生の細胞生物学、モデル動物の行動科学。
総説・著書に、『神経変性と脱ユビキチン化酵素』(現代医療社/2004年)『認知の分子遺伝学的基盤』(中山書店「認知の科学と臨床」/2003年)などがある。